書籍:『ミッション』を読んで ~自分の使命と生きる意味を見つける方法~

ビジョン・趣味

「自分が本当にやるべきことって何だろう?」 「自分の使命って何だろう?」

そんな問いに向き合ったことはありますか?

今回紹介するのは、元スターバックスCEOの著書『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』です。

この本は、スターバックスという世界的ブランドを通じて、”自分の使命”とは何かを考えるきっかけになる一冊です。

僕自身、スタバは毎週利用するくらい好きな空間なので、気になり購入しました。

この記事では、私がこの本を読んで得た気づきや学びを交えながら、

  • 自分の使命を見つける大切さ
  • 日々の行動にどう活かせるのか をお伝えします。

「自分の使命ってなんだろう?」と考えている方にとって、何かヒントになるかもしれません。

【著者紹介と本の紹介】

本書の著者は、元スターバックスCEOの岩田松雄氏。
この方はスターバックスに就任する前、ザ・ボディショップに勤め、4年間で売上を67億円から138億円に伸ばし、離職率を22%から2%にまで改善するという実績を持つ人物です。

本書のゴールは、『なぜ働くのか』『何のために働くのか』を考え、自分のミッションを構築すること。著者の経験をもとに、ミッションの大切さやその見つけ方が語られています。

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① スターバックスのミッションから学ぶ

スターバックスが掲げるミッションは、

「人々の心を豊かで活力あるものに 〜1人のお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから〜」

このミッションは、単に「コーヒーを売る」ではなく、

  • コーヒーの美味しさ
  • 快適な店舗環境
  • パートナーたちの素敵な笑顔

これらの3つを柱の要素を通じて、人々の心を豊かにするというビジョンが込められています。
スターバックスが「サードプレイイス-家でも職場でもない第3の場所-」として多くの人に愛される理由は、このミッションが浸透しているからなのです。

ミッションとは「目指す方向性」のことです。

② ミッションがあるから感動を生む

本書では、こんなエピソードが語られています。

『いらっしゃいませ、寒い中ありがとうございます』

このような言葉は、単に「いらっしゃいませ」と機械的に言うだけではなく、心からの気遣いが伝わる言葉です。

スターバックスのスタッフは、ミッションと照らし合わせながら、日々の行動を考え続けています。
だからこそ、心のこもった接客が生まれ、感動につながっているのです。

当たり前に「こんにちは・いらっしゃいませ」というのではなく、「何故、言うのか?」それを一人一人が考え実践しているからこそプロフェッショナルな接客が叶うわけです。

お客様は心を動かされるものに対して、喜んで代金を払っている。

商売や接客を生み出す上でポイントとなることですが、心が動く習慣=感動体験が生まれる瞬間に「価値」は生まれます。
そして結果として、そこに「利益」は生まれます。

だからこそ、「期待以上」を目指すことは大切なのです!

ここがミッション創りにおいて大切なポイント。自分も大切にしたいと思います。

③ ミッションは利益を生むためのものではない

本書では、ミッションと利益の関係についても語られています。

「どれだけ良いことをしても、赤字では企業活動は続けられない。では、何のために利益を出すのか?それは企業が永続し、自分たちのミッションを達成し続けるため。」

スターバックスは「コーヒーを売る」だけではなく、「人々の心に活力と栄養を与える」ことを目指し、そのために利益が必要であると説いています。つまり、利益は目的ではなく、ミッションを実現し続けるための手段であると感じました。

本書の中で著者が語っているフレーズの中で感銘を受けたのが、「企業の存在意義は、世の中を良くするためにある」というもの。

世の中のこんなところを良くしたい!その思いが「ミッション」を作る上で大切です。

さらにその「怒り・世の中に対する憤り」がミッションとなり、活力となります。

まとめ:ミッションを考える

この本を通じて、私が改めて感じたのは、

  • 自分の使命を持つことの大切さ
  • 日々の行動がその使命に基づいているか意識すること

「自分は何のために生きるのか?」「どんな価値を提供できるのか?」

私自身、スターバックスの空間作りに惹かれ、その秘密を知りたいという思いからこの本を手に取りましたが、読後には「自分の使命を見つけ、そこに向かって生きること」の重要性を強く感じました。

転職が当たり前の時代だからこそ、今一度自分と向き合いどこに行っても揺るがない「ミッション」(自分の中の人生の方向性の指針となるもの)を見つめることは大切ではないでしょうか?

そうすると限られた人生をより、自分の満足する時間にできると思います!

本日のポイント・まとめとしては

・企業や人の存在意義は「世の中を良くすること」

・その手段を「ミッション」を通じて考えることが重要

・利益=ミッションの先にある ミッションを達成する・し続けるために利益は重要(手段)

自分のミッションを見つけたい、あるいは「もっとワクワクする人生を送りたい」と思う方に、ぜひ一度手に取って欲しい一冊です。

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