「マーケティングとは何か?」
「どうすれば人の心が動くのか?」
こんな疑問を持つ人、にとって最高に学びのあるインタビューがYouTubeチャンネル【Pivot】で公開されました。

登場するのは、日本を代表するマーケター森岡毅氏。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)をV字回復させた男が語る、マーケティングの本質とは?
この動画を見て、マーケティングというものの魅力をすごく感じました。
今回は、このインタビューの内容を整理しつつ、私なりの考えも少し書いて紹介します。
動画は100分を超える長さになっていますので、「まずは要点を知りたい!」「見返して文字としてみたい!」そんな方にお勧めします!
1.トランプのマーケティング:戦略人間の本能を活用しよう
森岡さんは、「人間の本能は変わらない」と語ります。
トランプ元大統領の戦略マーケティングは、人間の本能に気づいていました。
特に、「社会的立ち位置を確認したい」という欲求を巧みに利用していました。
・陰謀論の利用
・共感を生む話し合い
◎マーケティングの本質とは?
「人間の本能に刺さる言葉やコンテンツを提供すること。」
感情を揺さぶり、人々が動ける状態を作るのがマーケティングの本質だと感じました。
「本能」に訴えかけるもの=抗えない(人間の本質-やりたくなくてもやってしまうようなもの)
ここを突くことは非常に難しい、でも「人を動かす」上で非常に効果のあるものだと気付きました。
2.テレビの未来とSNSの本質
・テレビの未来は「情報と報道」ある
・SNSは人を幸せにしない?
◎SNSとの向きあい方
SNSをやること-色んな人と繋がることは「良いことだ」そんなふうにずっと考えていましたが、それは人間の本能の「負の部分」に値する可能性があると新しい視点をもらえました。
ポイントはSNSに振り回されるのではなく、「本質的に自分にとって必要な情報を選ぶ力」が大切ということ。
3. YouTubeとマーケティングの変化
・ YouTubeは30代以下に圧倒的なリーチ力がある
・選択肢が広がる、人々はより「自分に合ったもの」を選べる時代に
◎これからの時代の発信者として
単純な情報提供ではなく、「その人だからこそ伝えられる価値」を追求することが重要だと感じました。
人は皆、違う視点がある。だからそれを良い悪い・上下で考えるのではなく、いかに価値を持たせて発信できるか?を考えることがある種の使命だと。
4. コンセプト=ブランドの本質
・ブランドは消費者の脳が生み出すもの
・強いコンセプトとは?
◎本能に訴えかける
相手の視点に立って、「どんな情報が相手の本能に聞こえるのか?」を考えるのが重要だと気づきました。
人の脳=見た映像から「概念」を生み出し→それをまとめコンセプト化し→脳がブランドを作る
つまり、直接的に脳内に「ブランドを作ること」はできない→ならば、その前の自分が相手の脳内に与えたい本能に訴えかける型を提供する=そのために必要な「コンセプト」情報を与えてあげる(←ここがマーケティングのコンセプト)
5. 狂人と凡人の思考
・マーケッターは「凡人」と「狂人」両方の視点を見据えています!
◎初心を忘れない工夫が大事
「人を動かす人」は「圧倒的な才能」があるんだと思っていました。でも違う。より多くのターゲットを動かすためには、「圧倒的普通」と「圧倒的狂人」両方の視点で考えることが大事。
「普通の人(一般人)」と「狂人(例えば何かのファン)」という点と点で捉え、何が普通の人の本能を刺激し動かす、要因になっているのか?この線をはっきりとさせることで、どデカいブームが生まれる。
狂人の本能に訴えかけるものは、凡人にも通用する。何故なら、人の本能は変わらないから。
初心者目線を忘れず、相手の立場で考えることが、マーケティングにも通じると感じました。
6.日本の未来と、私たちの役割
・日本を変えるのは、政府ではなく「個人の力」
・自分の得意なことで社会に貢献する使命
◎自分ができることは?
この視点が何よりも大事だと学ばせていただきました。
誰かが何かをしてくれると言う事は無い。
いろんな人が色んな分野で、いろんな力を持っている。
得意なことを苦手なこと、そして世界を見渡すとできないこともある人がいる中で、それが「できる」ということ自体、本当に自分の力だけなのか疑ってかかるべき。
もっと言うと、自分がどういうことが得意でどういうことが苦手なのか、どこに生まれたいのか?それは自分が生まれたときに自分で決めたことではない。神様のサイコロで決まっている。
つまり自分の持っている力は自分のおかげではない=(持つものは)それを世の中のために発揮することが使命。
能力のある人は、自分の得意で世の中に価値を発揮することがある種の責任
自分の人生、自分の生き方をどうしていくかと言うのももちろんあるが、もうちょっと自分以外の誰かに役立てる側面で、自分の力を世の中の役に立てるべき。
自分・自分/ワークライフバランスだ!とそればかりを重視するのではなく、本当に何をしたくて自分には何があって、より多くの人のために何ができるのか?学び続け、行動し続けることが大切だと思いました。
7.森岡毅を知りたかった人へ
ここまで読んで、「森岡毅ってすごい!」と思った人も多いのではないでしょうか?
実は、森岡さんが「どうすれば売上が増えるのか?」というマーケティングの本質を論理的に解説した名著があります。
それが、『確率思考の戦略論-どうすれば売上は増えるのか-』です。
・なぜUSJは復活できたのか?
・成功するマーケティングの法則とは?
・感覚ではなく「確率」で考える思考法とは?
この本を読むと、「マーケティングとはこういうものものか!」と視界が一気にクリアになります。
ビジネスや発信活動をしている人は、間違いなく参考になる一冊。マーケティングを
学ぶなら、まずはこの本を読みべし!
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まとめ:直感を洞察し、人の心を動かす
森岡さんの話を聞いて、マーケティングとは「人間の本能を理解し、それに刺さるものを提供すること」だと思いました。
・人の直感を理解する
・広く価値を届ける
・自分の能力を社会に還元する
ボクも、自分の発信を大切にして、誰かの心を動かしていきたい。
あなたは、この話から何を感じましたか?
ぜひ、コメントで教えてください!
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